スマトレ化したGT-Roller Flex 3 最後の感想

　約1年ほど、スマトレ化したGT-Rollerを使いました。

　乗り心地といいますか、GT-Rollerに自転車を載せて回した感じは、いわゆる固定系のローラー台と比べて不自然な感じはありません。たぶんｗ　固定系は行きつけのショップでお試し程度でちょいちょい回しただけなので、あのローラーの印象が悪いかもしれませんね。

　イベントの時だけ頑張る系ゆるふわZwiftポタラーとしては不満もなく、楽しく使っていました。Watopia内の坂の再現などは、それっぽさがあるので、ものすごくいいですね。

　Watopia内の激坂の再現度はある程度から微妙ですが、ガチで18%前後の坂を再現されてもおっさんにはつらいのでほどほどに再現されているのはおっさん的には悪くありません(^q^)

　パワーの正確性という意味では、GT-Rollerは微妙ですかね。

　校正もiOSがないとできないっぽいのと、時速30㎞の状態を自分で覚えて入力します。んでそれでもパワーはかなり多めに出ます。パワーが高くなるほど高くなる傾向があるというか、例えばスプリントでは数百ワットでずれが出ます。シマノのパワーメーターでは小宇宙を燃やしてセブンセンシズに目覚めた状態のフルパワーで800wの僕でも、GT-Roller単独なら最大で1200wを超えました。

　パワーメーター併用推奨です。

　今回GT-Rollerの話を急に持ってきたのは、ワークアウトでかなり微妙だと感じることがあったからです。

　僕がやってたワークアウトはJon's Mix系ばかりでした。ああいうとりあえず一瞬指定パワーが出ればいい系とか、セクションが1分以上ある系、かつ極端な高負荷セクションが少なく、ケイデンス指定がないワークアウトではそこまで欠点として目立たなかったのですが・・・

　今回のAcademyでみたいに10~30秒単位のパワーセクション、ケイデンス指定が発生すると、残念ながらGT-RollerのERGはかなりイマイチです。ギヤチェンジを気にせず、ケイデンスに集中できるというのがERGの売りですが、変化が追いつかないですね。

　アカデミーのワークアウトは「ここは100rpm以上を目指せ！」ってケイデンス指定が出るんですが、実際それをやるとパワーが上回り過ぎて困ります。そのためギアをバチバチ落としていくんですがアウターローでもダメなのでケイデンスを落としてくことになります。インナーに落としてもいいかもしれませんが、僕のマリー様号はインナーに落としたくないんですよねｗ

　VO2max系の負荷状態だと、50-25Tでケイデンス100rpmでは変にギクシャクしちゃいますね。25Tにあまり入れたくないんですが、24Tで回すとパワーが上回ってしまいます。僕のしょぼいエンジンをフォローしてくれるだけの負荷調整機能が多分ないんだと思います。

　結論として自転車のギヤと、愛用するワークアウト次第では不満を感じるかもしれません。Zwift内サイクリングやイベント、ワークアウトでも短いセクション抜きならとてもいいと思います(*'ω'*)