たおせ ビーナスライン! その壱(茅野市~美ヶ原美術館サイクリング)
僕は坂が好きではありません。
しかし平坦だけのサイクリングというのも味気が無いと感じるのも本当です。この辺は走る場所にもよりますかね。景色が変わっていくような平坦路なら楽しいですが、あんまりそういうところってない気がします。
利根川CRなんて本当に平坦ですが、同じような景色が続き、風を遮るものなしですから、場合によっては苦痛です。補給にも困ります><
そういう意味でスパイス的な要素としての坂は悪くありません。あくまでもスパイスです。
峠や坂そのものを走ることがゴールといったサイクリングは僕には理解できません。したくもないですねぇ。
しかし友人が言いました。
「ビーナスラインに行きましょう」
「お、おう・・・」
・・・ビーナスラインは噂には聞いたことがあります。そこそこつらいけど絶景を楽しめる、サイクリストなら走って損しないうんぬん的な。
ちらっとルートを引いてみたんですが、獲得標高が平気で3000mを超えてきて頭痛が悪化しそうです。甘めに引いたコースですら余裕で2000m超えてきます。とてもおっさんポタラーが楽しめるとは思えませんが、誘われたからにはと、覚悟を決めて行ってまいりました。
この日は早朝から茅野市の運動公園の駐車場を拠点とさせていただきました。トイレもありありがたいことです。
天候にも恵まれ晴天。これから向かっていく山々が遠くまで見えます。いいですね。
しかしこの時点でやばかったのが寒さ。なんと気温一桁。天気予報では気温10℃~で経過し、昼には20℃まで上昇するはず? 一つだけ気温一桁予報のサイトがありましたが、そこだけだったのでスルー。長い上りであることを考えると秋装備で十分対応できると考えて準備していました。
まだ朝7時前だから、これから気温上がってくるからと自分に言い聞かせて、寒さを我慢して進みます。
蓼科方面を上りつつの森林ゾーンは、ひたすら坂を上るだけでぶっちゃけイマイチ。蓼科湖あたりまでは景色も開けるわけではありません。坂嫌いには苦しいエリアだと思います。しかし、
そのあたりを超えてからは、素晴らしい景色を眺めながら走ることができます。山頂に雪残る八ヶ岳、日本アルプスなど、これは確かに素晴らしい。
・・・元気もらった!
と言いたいところですがさむーい!!!!!
標高が上がってきたせいか、これだけ晴れていても気温5℃。吐く息は白い。指切りグローブのため手はかじかんで痛いレベル、足先も同様。ブレーキレバーも冷たくて、とても触り続けられません。夏の避暑地とされているエリアを舐めていましたね。
またこの後の白樺湖への道が下りでつらいのなんのって。景色は再び森林で閉ざされ、凍えるような寒さでのダウンヒルですよ。寒さで撤退するべきか真剣に検討していました。
幸い白樺湖前にコンビニを見つけ、緊急ピットイン。
緊急で軍手などを購入(^q^)
暖かい飲み物・食事で冷えた体を休ませることができました。いやー、つらいですね。先が思いやられます。
(続く)