紅葉見事な学校を後に、おっさんは旅立つ。ここからクリスタルラインを離れ、大弛峠方面への林道が始まります。
残り約15㎞の道のり、行きまっしょい。
・・・なんですが、ここからしばらくきつい坂が続きます(^q^
ウェルカムスロープってやつでしょうか。確かここからさらに苦しいという噂を読んだような、読んでないような・・・?
この角度が最後まで続くならさすがに苦しい。
とりあえずパワーと相談しながら上っていきます。Zwiftではどんな低いパワーでもこけることはありませんが、現実の坂ではパワーが低すぎると進めませんw どうしても200wを超えてしまうシーンが増えてきましたが、できるだけ抑えてぐるぐると。
しかしここですばらな区間が出現。なんとほとんど平坦と言っていい林道ゾーンが(たぶん)2㎞くらい続きました。
涼しくて紅葉豊かな林道に、遠くまで見渡せる雄大な景色。初めて訪れたオアシス。すばら!
実は苦しいのはここで終わって、ここから後は天国モードなんじゃ・・・と期待しましたが、やっぱり苦しい坂がまたコンニチワしてきます。タイムアタックでもしているわけでないのであれば、この区間は回復に当てるのが賢明だと思いますw
そしてよーいしょ、よーいしょ、とペダルを回して、ようやく、
木々の間から見えてきました、金峰山!!!!
あの独特な山頂の岩、あれが五丈岩というやつに違いありません。いやー、こうしてみると瑞牆山といい、山によって特徴があるものですね。100名山見物も楽しいかもしれません。(※登山ではない)
やる気がわいてきましたが、しばらく走ると、
ゴールまで7㎞もあると親切に教えてくれました。1㎞ごとにこのように距離を教えてくれる表示付き。励みとするか、心をへし折りに来ていると考えるかはあなたしだい!
僕はこの目印でカウントダウンが始まったと考えることにしましたw
そして、
やってきました大弛峠!
大弛峠そのものは車道に駐車場と化しており、これといった石碑とかがあるわけでもないので大弛小屋の前で記念撮影。ちなみ小屋の前にはサイクルラックがありました。
お腹もすいたのでまずは、
山小屋カレー! 700円!
味は万人に好まれるようなジャパニーズカレー。野菜もゴロゴロ入ってます。美味しいです。もう二度と食べられない可能性がありますので、しっかり味わいたい。価格、味ともに素晴らしいと思いますが、疲れた体にはもう少し肉的な要素が欲しかったのが正直なところですw
うどんもメニューにありましたが、15~30分かかるらしく断念。うどん頼んだお客さんがあきらかにじれてました。
さて大弛峠そのものは風景も何もありません。というか自動車が多すぎて驚きました。駐車場は満車、途中の山道も縦列駐車がズラリ状態。
お目当てはここから歩いていく夢の庭園です。
じゃーん! 折り畳みシューズ!
瑞牆山の時に、SPD-SLのビンディングシューズで7㎞近く未舗装路を歩く羽目になった苦い記憶がありましたので、用意しておきました。夢の庭園までの道のりは山登りと同等って話でしたからね。そして実際、
雪が降ったとかで、道は最悪のコンディションでしたw いやー、本当に持ってきてよかった。靴底がゴムって偉大ですね。SPD-SLだったら断念したかもしれません。
夢の庭園を目指してる途中、その言葉の意味が理解できました。一気に視界が開け、だって地球は宝箱♪な景色が広がります。
遠くに金峰山。ここなちゃんと楓さんはあそこにも行ったんですね。
北の方に見えたあれ、あの独特な岩、瑞牆山でしょうか。条件が良ければ富士山も見ることができるらしく、これは確かに夢の庭園を名乗っても許される景色です。大弛峠に来たら、ここはぜひとも来ておきたいですね。
さて小屋のあたりは気温6℃でしたが、装備は問題ありませんでした。ビーナスラインもあれを基準に行けそうです。いけるんじゃないかな。
下りはウィンドブレイカーを着用。グローブのインナーなどは装着しない状態でダウンヒル開始。指先と足先が冷える感じがありましたが、ギリギリ我慢できました。
・・・が、何人かのサイクリストとすれ違ったり抜かれましたが、ほとんどの人は秋用装備でしたね。というか普通のビブの人いましたよ。足もむき出し。僕がシューズカバーを装着して~みたいな下りの準備してたら、ウィンドブレイカーだけ羽織って下っていく方々を見かけました。シューズカバーとかそんなのなしw マジか。
ちなみに行きつけの自転車ショップの店員さんには「冬用タイツはやりすぎじゃないですか?」と言われました。みんなしゅごい・・・
おまけ。
ダウンヒルしたら、山小屋でカレーを食べたにもかかわらずお腹がぐーぐー言い始める始末(^q^)
駅前の飲食店で「ほうとう定食」を追加オーダー。いやー、山梨県に来たからにはほうとうが食べたかったから感激です。
・・・これは痩せないw