どえらい悪路の瑞牆さん その二(韮山~瑞牆山~野辺山サイクリング)
台風後で悪路と化した山道を下りたいかと考えたら下りたくありません。下らざる得ないんですが、それなら距離は短めの方が良いですよね。
そんなわけで地図を再確認。
具体的にはこのルート。みずがき山自然公園から、610号、いわゆる信州峠までショートカットできる道が存在します。
ルートラボやブログでこの辺のサイクリングルートをチェックしたんですが、このルートはありませんでした。たいてい自然公園までの道を少し引き返して610号に向かっています。
その意味を深く考えず、どうせ似たような悪路なんだから短い方を選ぶぜ!と、自然公園を出発。野辺山方面に向かいました。
・・・そしてもう地図上の区間1からマジヤバでした。他の道に比べて車や人が入らないのか、それまでよりも大きな木の枝が道に落ちまくり。状況は悪化傾向。
区間2から真の地獄へ。激坂が出現し始め、しかも泥だらけ。ここでパワーをかけたらタイヤが空転して倒れる、みたいなプレッシャーを感じました。行きの林道程度で最悪と言ってごめんなさい。ここは最悪&最低の悪路です・・・
正直戻るべきか悩み始めました。しかしコンディション最悪の激坂を、ビンディングシューズで自転車を押しながら下りるのも滑って危なそう。
もう腹をくくりました。
距離は長くない!と言い聞かせて前進。
パンクしたらマジやばいなーとゴミをよけつつ進みました。
そして現れる未舗装路(^q^)
・・・もう戻るのも躊躇するくらい進んでしまったので、抜けるしかありません。
自転車を降りて、押して進むことにしました。
もう思わず記念撮影。
まさに大自然を味わえる林道をご覧ください。
いやね、信州峠側からもある程度舗装されてるんじゃないかと期待したんですよ。途中から舗装路に変わるんじゃないかなって。結果的には信州峠まで舗装路なし。7㎞弱をビンディングシューズで自転車押し歩く羽目になったって言う。
サイクリングどころか、本当にヤマノススメごっこを味わってきました。
docomoはほとんど圏外で、人の気配皆無の山を一人で歩くのはさすがに心細かったですね。圏外でもGPS信号が受信できるというシステムに、本当に勇気づけられました。地図で位置を確認しては、もう少しで峠に出られるはず、と言い聞かせて歩いていましたw
見えてきた信州峠。車のエンジン音が聞こえた時の喜びw これぞ人間の世界。
振り返って一枚。
よくここを自転車を押して歩いてきたもんです。お疲れ、俺! 信州峠に入る前に、ゴミ落とし。ツール缶にウェスを入れてあるんですけど、本当に入れておいてよかったです。
ここから信州峠を上って長野県に。
舗装路最高!
野辺山でRapha見物して帰路へ。道の駅にらやまに帰ります。
141号は大型車が多くて、ちょっと怖かったですね。ほぼ下りなので楽ちんです。
道の駅にらやまで、遅くなった昼食。山梨県に来たのでほうとう食べたかったんですが、この道の駅にはレストランみたいな施設はなく、軽食スタンドな感じ。
焼きほうとうというのがあったので注文。美味しゅうございました。
そして温泉!
市外の人は850円。僕はジェット湯みたいなやつ好きなんですよ。お湯が高圧で出てきてブクブク言ってるやつ。それが充実していて大変良かったです。アルカリ性なのかお肌もぬるぬる。
瑞牆山のサイクリングはとても良かったです。台風直後の道がどうなるかあんまり考えてなかったり、ルート選択があんぽんたんすぎて、なかなか苦難の旅になってしまいましたが(^q^)
川沿いの林道、温泉街など、独特の雰囲気があってとても良かったです。また改めて行きたいですね。なんならみずがき湖まで車で行って、そこから往復するようなサイクリングでも十分楽しめると思います。
紅葉の季節にもう一回行ってこようかな?