君はどう痩せるか(椿ライン)
友人が言いました。
「椿ラインに行きましょう」
「お、おう」(消極的賛成)
椿ラインといえば湯河原から大観山を(人によっては)ゆるふわに上っていく20㎞くらいの坂道。正式には16㎞弱ですが、麓から登り始めることが多いので、実際は20㎞上りますよね。
ちょいちょい苦しい角度の坂もありますが、途中見ることができる風景、大観山から眺める富士山は素晴らしいの一言。去年は曇ってて何も見えませんでしたがw
個人的に椿ラインは嫌いではないのですが、自走したとすると椿ラインまでの道のりがこうですね。嫌いなんですね。
一番わかりやすいのは134号から135号と海岸線をつないで湯河原へ向かうルートですが、車は飛ばすし、大型車もそこそこ通るので命がデインジャー。
特に小田原から真鶴・湯河原あたりの区間は逃げ場も少なく、車がそばを通るたびにドキドキします。
途中740号に逃げるというルートもありますが、740号もあれでなかなかのアップダウンがあり、椿ラインの前に帰りたくなります。
「いいけど、湯河原までは車で行こうぜ」
僕がそう提案するのも仕方がないことなのです。友人にも納得してもらいました。他の人にも車か輪行をお勧めしますねw
椿ラインだけだと物足りないと友人が言うので、帰りは芦ノ湖~十国峠~熱海~湯河原と、あの辺をぐるっと回る50㎞で獲得高度1300mのコースを設定しました。
十国峠は熱海から登ると死にたくなりますが、芦ノ湖側からだと嫌になるくらいですみますので安心です。むしろダウンヒルが角度がありすぎてきついっていう。
そんなわけで行ってまいりました。
途中のししどの窟屋でトイレ休憩。たまにここで飲み物売ってるおじさんがいるんですが、この日はいませんでした。
椿ラインの欠点は途中補給ポイントがないことですね。不安なら2ボトル体制がおすすめ。
この日は久々に晴れて、風景的には大勝利。これは確かに百選の一つ。
去年の富士山を見に行くライドは全敗。曇ってて全く見えなかったことを思えば、この勝利に乾杯したくなりました。
椿ラインは極端に頭の悪い角度があるわけでもなく、大型車も通らないので走りやすくていいですよね。走り屋っぽいバイクや車をちょいちょい見かけますが、箱根あたりの道に比べると天国。
途中から友人がアウターのリア25T縛りで行きましょうとか頭のおかしいことを言っていましたが、椿ラインは走れる人ならアウターだけで上れるでしょうね。
僕はインナー大好きですから。上りはインナーのシングルギアだけで充分。むしろ彼はなぜインナーがあるのか考えてほしいです。
あとはもう芦ノ湖に下って帰っていくわけですが、ここから恐ろしいほど寒かった。北側斜面のせいか氷点下。雪も残り、ところどころ凍結あり。もし出かける方がいたらそこは留意しておいた方がいいと思います。特に寒さ対策。
締めは湯河原のB級グルメ。坦々焼きそば。
・・・正直、普通に海鮮系を食べた方が幸せになれると思います。はい。